何時

欠陥製品 杉原逸月

香水をこぼした

香水をこぼして、意図しない良い香り。

 

照れ隠しに使ってたら低電力モードに突入した。

 

可愛いあの子の汚い部分を引きずり出したい。

 

もんもんもこもこ の夏が終わる。

 

腕時計が重たい。眼鏡も重たい。良く考えたら頭もぼーっとするし、体も重たい。

 

分かりきった質問をする奴が大嫌い。

 

考えすぎてたことに終わってから気がつく。

何も考えてないフリを続ける。

 

また何か忘れてる気がするな。

いつもの事か。全部持っていこうとしてる方が虫が良すぎるんだ。

 

狂っているのはあんたなんだって、全員に言ってたら、それはもう俺がおかしいじゃねえかよ。

 

子どもみたいな大人。それはルックスの話じゃ無くて、俺がなりたいのは中身だよ。

 

「俺は」「私は」何々だと思う。ってのは、体のいい逃げ言葉だよな。分かってるぜ。

 

責任を負うことから逃げてるくせにお喋りだから俺はお前が嫌いなんだよ。

 

清潔感が無い癖に靴だけピカピカなのどうしたんだよ。金の使い方知らねえのか?

 

尖った俺に、お前ごときの有り体の言葉は火に油だ。お前は俺のことをなんにもしらない。

 

オチのない話も、無言よりは心地良いかな。

黙るべきか?教えてくれよ。

 

酷いや。優しくするなんて。