何時

欠陥製品 杉原逸月

会話下手

あー。そう。今日もバイトしながら思ったことがあるんだよ。

 

俺と楽しく会話したことある人って極小数だと思うんですよ。きっとね。

それは俺が会話下手なことが原因なんですよ。きっと。

俺に話したくなるような魅力があるかどうか、ここでは別とします。

 

会話下手なりに、俺は頑張って心理学の本とか買ってどうしたらいいのか俺なりに考えたんですよ。

そもそも俺は声が小さいんですよ。聞き取りにくいトーンなんですよ。

さらに声を出すことが苦手で、もう色々苦労してて辛いんですよ。

 

でもそんな事が原因では無い。

気が付いた。

俺はからっぽなんだ。きっと。

多趣味は無趣味って言うけど、多趣味ですらない。

何かをそこまで好きになったことが無い。

音楽もそこまで知識が無い。

同じ1曲を何度も聴いたりするし、同じバンドしか聴かないことが多い。

センスも無い。

いつも誰かの後ろについて、俯いてその場を凌いでる。

出来るのは最低限の受け答え。

 

俺はもっと色々な人と楽しく会話出来るようになりたいんですよ。

そのために、もっと知識を蓄えたりしなきゃ無いのかな。

 

もうどうでもいいや。

俺は適当に生きて適当に死のう。