何時

欠陥製品 杉原逸月

芸術の共有

あなたはそれを見て何を思いますか?

あなたはそれを聴いてどう思いますか?

あなたはその言葉をどう捉えますか?

 

同じものを好きになるにも、理由は多様で。

同じものを食べても少しずつ感想は違う。

それは仕方なくて、当たり前のこと。

 

俺がこの目で見て赤色だと思っていたものがあなたから見たら青色かも知れない。

 

そんな明らかに感性や感覚が違う人間と、この絵を共有するなんて、そんなの馬鹿らしいと思う。

今日はそんな話し。

 

好きな音楽が同じ人でも、この人とは話したくないなぁ。って、この人怖いから話しにくいなぁ。ってなる人もいる。

 

同じものを好きになったから少しはその人と似てるのかもしれないけど、やっぱり難しいところがある。

 

同じ音楽が好きで、話が合う人は結局音楽の話はほとんどしない。

 

だから、無理矢理音楽を聴かせて好きを共有するなんてことは全く意味の無いことだと思うんだ。

 

ただ、カッコイーー!!!とかスゲェーーー!!とか叫びたくなる気持ちは充分過ぎるほどに分かる。

でも、押し付けるのは違うよね。

 

とは言え、俺も共有してたりする。

それは俺の好きを分かってくれ!って。

多分みんなもそういうことだよな。

あなたは、あなたの好きから構成されてるからあなたの好きを知る事はあなた知ることになる。

だから私の好きを知って、私を受け入れてくれよ。

ってことだよな。きっと。

だから自己顕示欲の1部。

自己満足にしかならない。

それを知っておかないといけないなぁ。って。自分で思った。

 

本当に共有して好きになって欲しいなら全力で宣伝しないといけないね。

それって結構労力いるし。才能も必要。

宣伝広告がビジネスになるのはそういう事だと思う。