何時

欠陥製品 杉原逸月

自分を売る

もう少し自分をPRしたほうがいいと思った。

 

今は忙しいし、高校生だから何もできないけど。

タペタムズだけじゃなくて、他のバンドもやりたい。

サポートドラムだって引き受けるし、カホンとかジャンベとか色々叩けるから、そういうことも発信しなければいけないと思った。

 

ロックンロールが大好きだが、ロックンロールに飼い殺しにされるのはごめんだ。

ロックンロールが好きだからロックンロールがやりたいが、それで食べていけないなら色々やる。

その心持ちをもう少し商売として発信しなければ。

 

 

最近、姉と考えが合わない事がとても多い。

俺は音楽を職にしたい。

姉は楽しいことだけしたい。

 

そこの考えの差がわかって来た。

 

俺は結構欲深い。

だから、そのための努力を惜しみたく無い。

 

商業化で少しビジネスを学んだ分、おれはまあまあ経営を考えることに長けてる。

 

売れてるバンドは最早小さな企業だ。

それを分かってない。

 

タペタムズのドラマーという枠組みをそろそろ抜けなければ。

辞めるという訳では無くて、それだけじゃ無いと言うことをわからせる必要が出てくると思って来たんだ。

 

ロックンロールは死んだ。

ロックンロールを振りかざすだけで良いのは、カリスマ性がある人間か天才だけだ。

俺みたいな凡人は、ハリボテでも金メッキでも、なんでもかんでもはっつけ無ければならない。

 

ペテン師。ピエロ。

なんでもかまわんよ。カッコよけりゃ勝ち。