何時

欠陥製品 杉原逸月

ガンバレを自分に

人と居る時ほどより孤独を強く感じるのは何故だろうか。

それはきっと自分に面白みが無いから人が寄ってこないだけなんだろう。

自分から寄って行って無いことも原因に違いない。

 

独りなんか慣れっこだし、人は皆孤独。

でもそれを突き付けられてしまうと、どうしても苦しい。

寂しさを埋めるために恋人を作る人も多いのだろう。

でも、そんな空腹時のカロリーメイトの様な人間をずっと側に置いておくなんて俺には出来ない。

 

つまらなくて苦しい毎日を送るのなんてごめんだから、毎日何か工夫をしようともがいては居る。

けれども、どうしても俺は別人にはなれない。

俺がなりたいのは俺じゃない何か。

常に自分を超えていたい。変えていたい。

自分以上の存在でありたいのだ。

それなのにいつも自分が邪魔をする。

もがけばもがく程苦しくなる。

努力すればするほど欠点が見つかる。

 

頑張れ。頑張れ。頑張れ。

そうやって自分しかしてくれない応援を続ける。

自分の機嫌は自分で取るしか無いのだ。

自分を励ますのも、応援するのも自分でやるしか無い。

世界は優しく無い。人は優しく無い。

だから自分だけは優しく居たいと思う。

 

自発的にはそんなに喋る方では無い。

でも、好きな奴と一者に居る時はついついはしゃぎ好きて、嫌われたり、引かれたりしてしまう。

 

つまらない人間になりたく無い。

面白い人で在りたい。

interestingでもfunnyでも良い。

 

でも笑われるのは大嫌いだ。

何故なら俺は今、俺の事を笑った人間を劣等感に叩き落とす程幸せになる為に生きているからだ。

 

仮面を付けて生きるのは息苦しくてしょうがないが、その為なら俺は苦しささえもいとわない。