何時

欠陥製品 杉原逸月

"今"売れるもの

今日帰り道のバスで、TikTokを見てるガタイの良い高校生が居た。

YouTubeによくあるような、レモンとか風船を車で弾き潰す動画。

女子高生が制服で踊っている動画。

 

クソつまらねえな!!

って思ったけれど、そこに真理があるように思えた。

昨日俺が嫌いなさんまの番組で

「流行の歌の歌詞は小学校三年生レベル」

って言ってた。

 

日本は病んでいる。

考えることを放棄している。

結果語彙力が下がって、流行の歌詞がサル並みになっている。

 

さて、この現状を知った上で思ったのは、

「考えなくても面白いけれど、考えるとより面白いもの」

を作るならければ売れない と言うこと。

 

やはり日本は馬鹿ばっかだ。日本だけではないかも知れないが、少なくとも日本は馬鹿ばっかりなのだ。

 

売れたければ、考えなくても面白いものを作るか、性欲を仰ぐ完全なコンテンツ

しかないのかも知れない。

 

作り込み過ぎても理解されず、一般受けしない。

八十八ヶ所巡礼も、曲調が少し簡単になった途端に売れだした。

 

 

 

馬鹿に、「目を覚ませ!日本人!!今こそ立ち上がるのだ!!」

なんて言っても無駄だ。

そんな事に疲れる暇があるなら、全部ひらがなにして、簡単な言葉遣いにする事に達した方が世渡りは楽なのかも知れない。

 

人は変わらない  って思った方が楽だ。

 

俺はとりあえず売れたいので、馬鹿にもわかるものを作ろうと思う。

今それが売れるなら俺はそれをやろう。

 

かっこいいものほど、人はそれに心を動かされることを怖がる。

人間は新しいことを受け入れることを酷く嫌う。

正しいことを酷く嫌う。

理由は疲れるから。

 

疲れないものを作りましょう。

簡単なものをつくりましょう。

 

馬鹿にも理解される為に。