何時

欠陥製品 杉原逸月

嬉しくないおこぼれ

電車でおっさんが仰ぐうちわの風邪が俺にこぼれてかかる。

おっさんを通したうちわの風が顔にかかるのがとても鬱陶しくて、舌打ちしてしまった。

 

喉が痛い。夏風邪か。

クーラーの直風やら、屋内と屋外の温度差で体がバグって着いてこれなくなった。

企画前なのに。頼むぜ。ほんとに

 

元カノの住む街をThe Mash のSDRを聴きながら歩き抜ける。

 

明日は企業見学。不安と緊張で変な気分。

メンタルが弱いな。笑って誤魔化してりゃ終わるだろ。

雑魚は雑魚なりに生き方身に付けてんだよ。

俺はアイツ見たいに強く無い。

 

今日も1日頑張った。生きてる俺はカッコイイ。

あなたも1日頑張った。生きてるアナタは俺よりもカッコイイ。

もっと自分を褒めないとやっていけない。

誰も褒めてはくれないから、少しくらい自分を甘やかせたっていい。

誰よりも何よりも大切な自分。自分の幸せくらい自分で見出す。

 

誰かの幸せのおこぼれなんか要らねえ!