何時

欠陥製品 杉原逸月

募金するほど俺は恵まれてない

裕福な家庭

有り余る金

最低限度の健やかな生活

そんなもん現状でできてる訳が無い。

100円ケチって生きてる。

小腹がすいたら家から持ってきた水筒のお茶を飲む。無くなったら持ってきた水を飲む。

自販機は高いから買わない。

最悪手洗い場の水をうがいするフリして飲む。

汚ねえと思われてもしかたがない。

チョコレートが食べたくなったら預金残高を思い出す。

苦しい。

テストのせいでバイトが出来ないし、バイト出来んからバンドも苦しくなる。

だんだん心が疲れてくるから、夜眠るのも怖くなる。

眠たいけれど眠りたくはない。

明日よ来るな。今日よ終わるな。

 

こうやって切りつめていると何も楽しくなくなってくる。

馬鹿みたいにチョコレートを食べて、ポケットにお菓子が常に入っている生活がしたい。

 

募金お願いします。

そんな事言われても、その他ってる間バイトしたらどうだ?って思う。

人の気持ちから集めた金だから意味があるのか?

ボランティアなんてやりがい搾取だ。

俺はやらない。ボランティアをやってる人を優しいとも思わない。

そんなタダでなんでもやってるから、サービスに金を払う人が減っているんだ。

価値を下げるな。金を出せ。経済を回せ。

漫画もアニメも音楽も芸術だ。

タダで見れるなんて思うな。

美術館に行け。LIVEハウスにいけ。金を使え。

そんなものが身の回りに溢れてて当たり前だなんて虫が良すぎるんだよ。

ネットでなんか見るな。

そんなもの無価値。

CDのジャケット。歌詞カードのこだわり。

ちゃんと手に取って、データではなく手に取って見たらいいと思う。