何時

欠陥製品 杉原逸月

空の写真を撮る人

空の写真を撮る人って、なんかアホみたいだな。

青い空、白い雲。

綺麗な月、輝く星。

何時だって存在する。

見えてるか見えてないか。

目を向けるか向けないか。

雨雲だって美しい。

降る雨も、光を乱反射して輝く。

たまたま目を向けた時と同時にシャッターを切る。

そういうやつはきっと、美しく揃ったタイルや生い茂った葉には目を向けない。

綺麗な花は撮る。

SNSでは努力の上に存在する成功にしか目を向けない。

土台を見ていない。

足元を見ていない。

美しいものが好きなら、まずはゴミを拾ったらどうだ。

どうせバスや車に乗っても風景を見ずに携帯を見るんだろう。

馬鹿だなぁ。アホだなぁ。なんて、思ってしまう。

一概にはなんとも言えない。

だけど、グサッと来る人も居るのではないだろうか。

俺は確信を突くことが好きだ。

場が凍りつく。ドキドキする。

みんなが避けた道を通りたくなる。

嫌われるのが怖くない訳じゃない。

でも、みんながみんな同じ道を通って、傷付くのを怖がって、道を避けて通ってたって仕方がないでしょ。

こんな人間だから友達も仲間もなかなか居ない。

でも、勇者や革命家は何時だって異端児で1人でしょ。

頑張る価値はあると思う。

毎日は虚しいけど。寂しいけど。

調子に乗ってるから最近調子が良いです。