何時

欠陥製品 杉原逸月

頭髪と性別

皆さんは、LGBTを理解していますか。

レズ、ゲイ、バイセクシャルトランスジェンダー

異常や、特別なものですらないぞ。

身近にいる。普通に。そこら中に。

 

その人を特別扱いするのではなく、すべての人を性別という壁をなくして見ること。

それがLGBTを理解すると言う事。

どうも、それが出来ない人が結構いる。

概念に無いから?

親に、男らしく、女らしくと言われて育ってきたから?

理由は分からない。理解できない。

俺がそれを理解できないのは、性別は2種類と言う概念が無いからである。

 

 

ちなみに、男らしくしなさいと言われて育った子どもは暴力的に育つらしい。

 

髪が長い男 → 清潔感がなく、異常

髪が長い女 → 綺麗、普通

髪が短い男 → 清潔感がある、普通

髪が短い女 → さっぱりしている、普通

 

髪が長い男だけイメージがおかしく無いか?

 

テルマン、営業職は印象が全てだから、髪型に規則があるのは理解ができるんだ。

それは、仕方のない事。

 

でも、飲食業の場合、女性は髪を束ねれば、異物混入のリスクは減る

男の場合は束ねても許されない。

なぜ?

 

ましてや、現場仕事の場合は?

頭髪による仕事への影響はほとんどない。

女性だって現場職をやる時代なのに、長髪男性が許されない理由は?

 

髪が長い男性にトランスジェンダーが多いのかと言われるとそうではないと思う。

だが、趣味嗜好が偏っている場合だってあるはずだ。

性別は男性だが、女性服が好きとか。

 

俺の場合は、ヘアカタログは女性のものを参考にする。

そっちの方が魅力的に感じるからである。

 

 

女性は髪が命という言葉があるが、

トランスジェンダーで体が男性の人の場合は?

心が女性の男性の場合は?

その人に対して、上司や先生が髪を切れと言われた場合、どう思うだろう。

どこまでが女性なのだ。

 

 

もう少し考える必要があるよ。

 

多様性を受け入れる必要がある。

 

坊主の女性も、

長髪の男性も、

奇抜なんかでは無いよ。

異常なんかでは無いよ。

特別なんかでは無いよ。

 

 

私自身、バイセクシャルかも知らないし、思考はトランスジェンダーに近い。

それは、言葉に当てはめるのはとても難しいんだ。

種類が沢山あるのも知っているが、そのどれにも当てはまらないパターンが沢山あるんだ。

 

ちなみにだが、男性はバイセクシャル率がとても高いらしい。

生まれてきた環境や、押しつけられた固定概念による影響で、恋愛対象が女性になっている人が多いだけで、同性が恋愛対象になりやすいのは男性らしい。

女性の同性愛者の方が少ないらしい。

 

 

まぁ、ここまでつらつら書いたのは、

学校で3年間髪を切れと言われ続け、

就職してもなお署長に髪を切れと言われ、

私は切れそうと言う話なのだ。

 

 

髪は切りたくない。

クビにはなりたくない。

 

これは切るべきなのですかね。

頭髪に融通が効くと思って入った会社なのに。

それが理由で現場職を選んだのに。

職務上影響は無いのに。

LGBTを受け入れると会社は明言しているのに。

 

裁判に持ち込めば、会社での居場所は無くなるだろう。

 

生き辛い世の中だ。

とても辛いぞ。

 

会社や国のトップに理解出来ない人が多いから、どんどん若者が弾圧されていく。

 

これを下積みと言うのなら、あまりにかわいそうである。

 

髪型、髪色だけでここまで話が展開できるのである。

 

何時迄、個性を殺す教育を続けるのか。

 

体型、髪型、言語、国籍、etc

 

統一と言うのは、そこまで大切な事なのかな。

人権を侵害してまでも。

 

制服は必要か?

教育方法が古くないか?

 

あんなにも固く冷たい椅子で、

教員が監視しやすい体型に配置され、

ルールを破った者は怒鳴られ、ペナルティを受ける。

破綻したルールに。

古くからの「慣習」に則ったルール。

 

この国はもう救いようがないのか。

髪型の話から、国の体制にまで話が発展する。

こんなに日常的に当たり前としている場面を一つ切り抜いただけなのに。

悲しい。辛い。

 

人の上に立つ人物がこれを読む事があるのなら、一度今までの行動を振り返り、これからに生かして欲しいと、心から願う。

 

人と接する事があるのなら、このくらいは知っておいて欲しい。