何時

欠陥製品 杉原逸月

予餞会

予餞会でドラムソロをやりました。

 

協力してくれたピアニストはじめ照明音響等々の関係者の方々、ありがとうございました。

 

予餞会って皆さんご存知?

三年生を送る会的なアレです。

餞[はなむけ]読むらしいです。餞別[せんべつ]

とか。

 

学校ではイヤホンしないと呼吸もできないクソインキャさん。

人の目も真っ直ぐに見れず、学校に場違い感を常に持ちながら通った三年間。

女性不信を拗らせた三年間。

 

辛い暗い過去になる事間違いなしの三年間でした。

いよいよ明日で学校おしまい。

卒業式まで来なくて良い!最高!!

 

俺は分かってる。

ドラムソロなんかやったって、モテねえし誰も湧きやしないって事くらい。

 

それでもやりたかった。

頭も悪く、スポーツも出来ない俺が生きてる意味を見せつけたかった。

俺から音楽を取ったら深田えいみの愛くらいしか残らない。

だから、俺の殆どを占める、醜さも汚らしさも含んだ音で自分を表現するしかなかった。

 

ロックンロールなんて叫べるほど度胸は無いが、

俺の行動はロックンロールだったのでは無いだろうか。

 

わかんねえよ。別にどう思われようと構わねえさ。

俺はプロドラマーになるし、それを大勢に目撃させたかった。

当事者にさせてやりたかったんだ。

 

 

俺はまだまだ音で人を殺すことは出来なさそうです。