何時

欠陥製品 杉原逸月

文化潰し

近寄るものを突き放すようではその文化は一生繁栄しないと思った。

 

今日服屋に入った瞬間

「いらっしゃいませ。古着屋さんとかと間違えてないですか?」

って言われた。ハゲたジジイに。

餓鬼が来たと思って帰らせようとしたんだろうな。

胸糞悪くなって直ぐに店を出て中指を立てた。

 

一緒に居た友人に、「同じレベルで考えるから腹が立つんだよ。動物園で猿が喚いてても何も思わないでしょ?それと同じよ。」

って言われて納得したのでその場はセーフ。

 

餓鬼の頃に触れた文化って大人になって潜在的にでも意識していたり憧れたりするものだと思う。

そういった物に触れる機会が情報化社会によって、タダでさえ減って来ているにも関わらず、店員の接客が悪いせいで機会が減るのは勿体ないよ。

服なんて娯楽で、最低でも肌が隠せられていればいいものなのに、わざわざ服屋を開くってことは服が好きなんでしょ。

自分が好きな文化を潰そうとしているのは若い芽を潰そうとしている自分自身だってことに気が付いた方がいいね。

 

 

負の感情の方が饒舌になるのは性格の悪さが物語ってる。

別に毎日楽しくない訳じゃ無いんですよ。

ただ、気持ちの切り替えが下手なので、一瞬で不快にさせられた出来事とかをネチネチグチグチ覚えて居るんですよ。

逆にそう言うのが一切ない日ってのはむしろ寂しさや虚しさを感じることが多い。